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コンテンツマーケティングってなに?取り組む際のポイントをわかりやすく解説。

オウンドメディアの基本計画は中長期、記事の年間計画とSEO効果を解説。

2021.10.12

  • コラム

検索キーワードの選定や被リンク対策、内部対策などのようなSEOは限度があるといわれていますが、これは検索エンジンの機能やアルゴリズムに変化が生じていることと同業他社も基本的な施策を講じていて上位表示させることへの限界を意味するものです。最近のSEOは、従来型の施策だけでなくコンテンツマーケティングやオウンドメディアまで視野を広げ対策を講じることが求められています。



コンテンツマーケティングってなに?



コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、有益なコンテンツを発信してユーザーからの支持を高めるためのマーケティング手法です。アクセスするユーザーにとって価値ある情報を適切なタイミングで配信する、これがコンテンツマーケティングの概要で実践することでファン層が増える商品もしくはサービスの販売に繋げることができます。コンテンツ、いわゆるホームページ内に記述されている情報を通じて自社商品やサービスを知って貰うことが狙いであり、提供するコンテンツはデジタルからアナログまで幅広く文字やイラストなどのような視覚での訴求、音声を使って聴覚での訴求を行う、いずれかだけでなく両者の特性を併せ持つ動画など目的に応じて使い分けます。コンテンツの種類は異なっていても、ユーザーが抱える疑問や課題を解決させるのに有効な情報であることが基本です。

従来型の広告と現在の広告

従来の広告と比較すると、コンテンツマーケティングとはどのような手法であるのかわかります。従来から存在する広告とコンテンツマーケティングは集客を行って売り上げをアップさせるなどの点は共通しているけれども、施策そのものの内容は全く異なるものです。従来型の広告では、企業側が伝えたいことを一方的にユーザーに対して発信させるスタイルで、自社製品やサービスを伝達するためにユーザーもしくは消費者などに対し積極的に売り込みを行う、企業側が主導権を持つプッシュ型です。
これに対して、コンテンツマーケティングは、アクセスしてくれたユーザーにとって価値があり役立つ情報を発信する、検索エンジンや被リンクなどを利用してユーザーにその存在を見つけて貰うスタイルです。これは、ユーザーが自らの考えなどでウェブページに訪問するため主導権はユーザー側でありプル型と呼びます。


広告やコマーシャルなどには企業側の一方的な情報が多く存在しているため、内容の信頼度が低下しがち徐々にそれを見ている人々は受け流すようになってしまうので意味がない宣伝になることも少なくありません。自分たちが知りたい情報を探して納得できるものが欲しい、このような行動心理を得ているのがコンテンツマーケティングの最大の特徴です。求める情報は変化しており、従来のようなプッシュ型の宣伝では意味がない、プッシュ型のマスマーケティングから利用者との接点を持つことができるソーシャルメディアや動画など、これらのメディアを活用したコンテンツマーケティングが求められます。ちなみに、コンテンツの質は検索エンジンも評価の対象にしており、定期的に内容の更新を行うことは評価への期待も高まります。定期的な更新は、ユーザーにとって有効な情報になりえるものですから検索結果のページ内で上位表示される可能性もアップします。


なお、コンテンツマーケティングとコンテンツSEOは類似していて同じものなどと考える人も多いようですが、双方は全く異なる手法です。コンテンツSEOの場合は、ユーザーの検索意図を意識し良好なコンテンツを継続的に発信させて検索エンジンでの上位表示を狙う方法でサイトへの見込み客の流入数を増やすことを目的にしています。コンテンツマーケティングとは、継続的にコンテンツを提供して顧客との信頼関係を作り出す、その関係性を強化させてユーザーを惹きつけて利益に繋げるものです。


コンテンツマーケティング


オウンドメディアのSEO効果

オウンドメディアも集客には欠かせない存在になるのですが、オウンドメディアは自社が所有しているウェブメディアを意味するもので、インターネットだけなく印刷物など様々な媒体が対象です。オウンドメディアでは、自社が所有する様々なメディアをコントロールできるため、自社が企画する情報を発信させることが可能です。コンテンツなどの情報を集める手間や効果が見られるまでの時間はかかるのですが、根強いファン層を獲得できるメリットがあります。これは言い換えれば、オウンドメディアのSEO効果ともいえる部分です。話が前後してしまいますが、コンテンツマーケティングのメディアにはオウンドメディアとペイドメディア、オウンドメディアとマルチメディアの4種類があります。マルチメディアは音声や動画などを利用したコンテンツを扱うもので、アーンドメディアは商品もしくはサービスを売る側の企業ではなく影響力を持つメディア、ジャーナリストやインフルエンサーなどが発信するもの、ペイドメディアは企業側が広告費を支払い、広告を出すことで即効性の高いメディア戦略が実現します。