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KPIとKGIの違いとは?ウェブマーケティングにおける「重要実績評価指標」と「重要目標達成指標」

ウェブマーケティングにおける「重要実績評価指標」と「重要目標達成指標」の設定方法をわかりやすく解説。

2021.10.12

  • コラム

代表的なウェブマーケティング用語にKPIとKGIがありますが、これらは基本的かつ重要性が高いキーワードだといえます。



KPI、KGIとは

KPIとは、目標を達成する上での中間的指標のことで、キー・パフォーマンス・インディケーターの頭文字で日本語には重要実績評価指標とも訳されます。
対するKGIとは最終目標を指す用語で、キー・ゴール・インディケーターを略してKGI、日本語で重要目標達成指標といいます。

インディケーターは標識や計器、表示器や指針といった意味で、その中に指標という意味も含まれます。
つまり、KPIとKGIはどちらも指標やゴールを意味する用語で、中間的な指標か最終目標の違いとなるわけです。

KPIとKGIの違いとは?

KPIもKGIも具体的な数字が重要になり、感覚ではなくデータから目標の設定だったり、評価しながらゴールを目指すことが必要です。
KPIはゴールのKGIに対し、目標をどれだけ達成しているか知る評価のポイントになります。

例えば、

KGIのゴールを100%として、現時点で何%達成しているか数字で把握できるようにするのがKPIです。
どちらも具体的に数字で表すのが共通点ですが、そのデータには売上高や成約件数、成約率などが用いられます。
これは営業における定番の指標で、誰もが明確なゴールや達成状況を把握するのに役立ちます。
チームで情報を共有するのにも最適ですから、大企業のウェブマーケティングにおいても積極的に活用されています。





KPIやKGIの使い方

KPIやKGIの使い方は、目標売上高がいくらで3ヶ月以内に達成を目指す、1ヶ月ごとにKPIで進捗を確認したり見直すといった感じです。
また、1ヶ月で新規顧客を20%増加させる、見込み顧客30%増を目標とするなどの使い方もあります。
いずれにしても、期間や目標といった数字は具体的に、そしてKPIで定期的に達成率を確認することが大事です。
わかりやすい定義がないと明確なゴールを頭に思い描けませんし、それではどこを目指せば良いのかわからず迷うことにもなり得ます。
しかし、KPIとはKGIとは何かを把握してウェブマーケティングに活用すれば、目指すべきゴールが見えてくるので迷わずに済みます。
更に重要実績評価指標のKPIで確認するようにすると、達成率がわかるので進捗状況の客観的な把握に繋がります。
順調なペースで滑り出せば自信が高まりモチベーションが保てますし、逆に当初の予定よりもペースが低い場合は、やり方に問題がないか見直す切っ掛けになります。
このように、上手く行っていてもそうでなくても、KPIとKGIの活用にはメリットがありますから、ウェブマーケティングに用いない手はないといえるでしょう。


管理職の活用メリット

管理職にとっては成果を客観的に捉えたり、人事の評価が公平に行えることに結びつきます。
個人のレベルでもゴールや達成状況は把握できた方が良いですし、その方が現状を理解しながらより良いやり方を模索できます。

ウェブマーケティングの活用メリット

ウェブマーケティングではECサイトにおける売上高、PVや会員数といった数字がKPIやKGIに活用可能です。
こちらも基本的には営業の目標と同様に、期間の設定や目標の具体的な数字の設定がポイントです。
3ヶ月や6ヶ月のように期間を区切り、売上高を現状の30%アップを目指す、PVを20%増やすなどの数字を決めます。
ソーシャルメディアを使ったいわゆるエンゲージメントも目標に設定できるので、これも期間や数字でゴールを設定して目指すことになります。

その他の活用メリット

ウェブマーケティングに限らず、数値目標の設定には定量化が不可欠ですから、数字で表せるもののみ用いることができます。
定量化できるものばかりではありませんが、目標に設定するなら可能な限り定量化可能なものを選びましょう。
ユーザー満足度をアップさせることを目標にするにしても、定量化できる数字がなければゴールは曖昧になり、達成率もわからなくなります。
まずは現状のユーザー満足度を把握すること、それから何%アップさせるか決めて目標を設定することが重要です。
ただし、シビアな数字は達成するのが難しいですから、多少余裕を持たせて大雑把にざっくりと設定した方が良いケースもあります。
これらの指標を成果に繋げるポイントは、期間を1ヶ月単位の長めに設定すること、実現可能性を考慮して達成できそうな数字にすることの2点です。
1日単位の目標だと、あまりに期間が短過ぎるので達成が非常に難しくなります。
また、実現可能性を考えないゴールはモチベーションの低下を招くので要注意です。
実現可能性が高い目標であれば、最後まで自信を持って挑戦したり、やり切って成果が出せることになるでしょう。
KPIもKGIも、データの基づき活用する指標ですから、正確性の高いデータを材料に達成できそうな目標を設定することをおすすめします。
指標に使えるものはアクティブユーザー数や平均購買単価、課金率や広告単価、流入率や購入頻度など沢山あります。
ユーザーの滞在時間や訪問頻度も指標になりますから、KPIやKGIを活用すればこういった指標を使って成果を出すことができます。